金属アレルギーについて~②金属の過剰摂取によるアレルギー
2016年02月07日
当院では金属アレルギーをパッチテストで検査することができます。
金属のパッチテストを行う意義は・・
①金属の接触による接触皮膚炎(かぶれ)の原因を確定する。→こちらをご覧ください。
②アトピー性皮膚炎、貨幣状湿疹、汗疱状湿疹、掌蹠膿疱症の病気が、金属を多く含む食品の摂取過剰で起こる場合があり、それを調べる。
③歯科金属でのアレルギーを調べる。掌蹠膿疱症はその関連が指摘されています。
難治性の皮膚の病気(アトピー性皮膚炎、貨幣状湿疹、汗疱状湿疹、扁平苔癬、掌蹠膿疱症)は、食品に含まれる微量金属の過剰摂取によって、皮膚炎などの症状を引き起こす場合もあります。
上記の他の疾患についても、金属大量摂取が関与していることがあります。一方、すべて説明がつくわけではなく、一部の人が・・みたいなところもあり難しいところもありますので、いつも検査を全員におすすめしているわけではありませんが。。。
でもなかなか繰り返して治らない方には、金属によるアレルギーであるかを想定して、金属アレルギーの検査を行い、金属除去を行うことで症状が改善するかどうかを行うことも良いといえます。
金属アレルギーがあった場合の対処法としては、
A,歯科金属(インレー、クラウン、ブリッジなど) 使用中の場合の除去。 必要であればセラミック(自費)への切り替え。 (次回、第3回で説明します。)
この食事については、蕎麦・ココナッツ・チョコレート・紅茶・コーヒー・ココア・麦茶・山椒・小豆・大豆・落花生・カシューナッツ・タケノコなど。でも金属の種類によって微妙に対策が変わってくるので検査した方が良いと思います。当院ではアレルギーのあった方には、避けたい食べ物の一覧表をお渡ししています。。
(関連項目)