アレルギー検査(金属)
2015年01月01日
金属が付着した部分がかぶれるようになった、ピアスを入れるたびにピアス穴がかぶれるようになった。そのような症状がある方はパッチテスト(皮膚に直接、金属を貼って皮膚炎の誘発をみる検査)がよいです。当院ではこの検査が可能です。この検査は実際に金属成分を皮膚に貼ってかぶれが起こるかどうかをみるという単純な機序の検査です。
金属アレルギーの頻度としてはニッケル・コバルトが多く、革製品のかぶれとして有名なクロムも比較的みられます。また、アトピー性皮膚炎、汗疱状湿疹、掌蹠膿疱症、扁平苔癬といった難治性の病気には金属アレルギーが関わっていることがあります。
当院では完全予約とさせていただきます(最初に受診をしていただき日程の説明を受けていただきます。夏の時期は汗をかきやすく、正確な検査ができないことが多いので行っていません。)
パッチテストは少なくとも第1日目、第3日目(48時間後)、第4回目(72時間後)となり最低でも3日間の通院を要します。具体的には第1日目に金属を貼って第3日目、第4日目に判定します。必要に応じて第8日目(168時間後)も判定が必要なことがあります。金属アレルギーの種類が確定した場合でもその対策はケースバイケースのこともありますのでご相談ください。
当院で調べられる検査一覧です。
【パッチテスト試薬金属シリーズ】
- アルミニウム
- コバルト
- スズ
- 鉄
- 白金(プラチナ)
- パラジウム
- マンガン
- インジウム
- イリジウム
- 銀
- クロム
- ニッケル
- 亜鉛
- 金
- 銅
- 水銀
★当院では、金属アレルギーを疑う病歴、既往が全くない等の検査希望及び健康診断の場合は、診察料も含めて全額自己負担になります。
(関連項目)